[屋根リフォーム　西東京市]

2025年02月12日

瓦屋根(和型)
↑の瓦は和瓦・陶器瓦とも呼ばれる日本では馴染み深い瓦で、その中でも表面にコーティングをしてある釉薬瓦は屋根材の中でも耐久性がかなり高い瓦で、耐用年数50年以上はもつと言われています。

しかし耐用年数が長い丈夫な瓦ですが、定期的なメンテナンスは必要になってくることは覚えておいていただきたいと思います。

そので、和型の瓦屋根ではどのようなメンテナンスや修理が必要か紹介していきます。

�@漆喰の剥がれ(軽度)
和瓦の修理で最も多い依頼が漆喰の修理です。
　
築20年くらい経過すると、写真の様に棟瓦の土台となる漆喰が劣化して剥がれ出してきます。
表面の白い化粧部分が剥がれている場合は表面を塗り重ねる簡易補修で問題ありませんが、内側の茶色い土(主に荒木田と呼ばれる土を使用)が剥がれている場合は棟瓦の積み直しが必要になってきます。



棟瓦固定銅線の外れ・切れ(中度)
築30年程経過している屋根の場合、棟瓦を結束している銅線が切れたり外れたりします。
この銅線は棟瓦の土台となる漆喰と雨水が入らない様に交互に乗せてある熨斗(のし)、それと1番上にある丸型の丸棟を縛り付ける役割があります。
劣化して銅線が切れた後に強風や地震によって熨斗や丸棟がズレてそこから漏水が発生する場合もあります。↓
熨斗瓦のズレ
丸棟の欠損



瓦の割れ・ズレ(重度)
瓦がズレたり割れたりすると、そこから雨水が入り込み瓦を引っかている横桟を劣化させます。
さらに防水シートが経年でめくれたり破れたりしている場合は野地板の隙間から雨水が入り込み雨漏りが起こります。