2025年12月05日
屋根の苔・色褪せは放置して大丈夫??
こんにちは。
西東京市屋根工事専門店 【ティーエムルーフ】です。
屋根をふと見上げたときに、
「苔が生えている」「ひび割れがある」「色褪せが進んでいる」
と気付くことはよくあります。
しかし、実際には、
どこまでが”劣化の範囲”で、どこからが”補修が必要な状態”なのか判断しづらいですよね。
この記事では屋根工事専門店として、苔・ひび割れ・色褪せを放置するとどうなるのか、
どのタイミングで点検すべきかをわかりやすく解説します。
建物を長持ちさせるための知識としてご覧いただければ幸いです。
■苔を放置するとどうなる??
苔が生えるということは、屋根材が水分を吸いやすい状態になっているというサインです。
苔を放置すると・・・
・屋根材に水分が残りやすくなる
・乾燥と湿潤を繰り返し、強度が落ちる
・冬場は凍結による破損(凍害)が起きる
・防水層(ルーフィング)へ水が浸み込みやすくなる
といったリスクが高まります。
特にスレート屋根は吸水しやすいため、苔の発生の際は早めの点検をおすすめします。
■ひび割れは雨漏りの前兆になる可能性があります
小さなひび割れでも、屋根の表面だけではなく内部まで損傷が進んでいる場合があります。
放置すると・・・
・ひび割れ部分から雨水が浸入
・野地板の腐食
・防水紙(ルーフィング)の劣化
・風で屋根材が割れて飛散する危険
など、二次被害につながる可能性があります。
ひび割れは見た目では進行状況が判断できにくいため、”軽度か重度か”を専門業者にチェックしてもらいましょう。
■色褪せは防水性能の低下サイン?
屋根の色褪せは「見た目の問題」と思われがちですが、実は塗膜の防水性能が低下しているサインです。
塗膜が弱くなると・・・
・雨水が屋根材に染み込みやすくなる
・ひび割れ、欠けが起きやすくなる
・コケ、カビの発生が加速する
・結果として屋根全体の寿命が縮む
という連鎖が起きやすくなります。
『放置していい状態?それとも要点検?判断の目安とは』
「すぐ工事が必要」かどうかは状態によりますが、以下のような場合は点検をおすすめしています。
■苔が全面に広がっている
■ひび割れが2〜3箇所以上ある
■色褪せが著しく、白っぽく見える
「劣化かな?」と思ったら点検だけでも受けていただくと安心かと思います。
ティーエムルーフでも屋根点検を承っております。
点検後に、「今すぐ工事が必要です」などと無理に進めるようなことは行っていません。
理由はシンプルで、屋根の状態はお家によって大きく異なるためです。
・まだ数年は様子を見ても問題ない
・軽微補修で済む状態
・今後のメンテナンス時期の目安をお伝えするだけ
こういったケースが多くあります。
屋根の状態を正確に知ることが、最終的にお家を長持ちさせる一番の方法だと考えています。

