ティーエムルーフは西東京市を中心に屋根・雨樋・外壁のリフォームを行っております。

屋根工事専門店 ティーエムルーフ

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アスベスト含有屋根材とは?屋根工事専門店が解説

こんにちは。
西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフです。


屋根材の中には”アスベスト(石綿)”を含む製品があるのをご存知でしょうか?
アスベストと聞くと危険なイメージを持っている方が多いかと思いますが、正しい方法で扱えば安全にリフォームを行うことができます。
屋根工事店としての経験と知識をもとに、アスベスト含有屋根材について解説していきます。

■アスベストって何??

アスベスト(石綿)とは、天然の鉱物繊維で昔は火に強く、丈夫で軽いという特徴から建築材料として広く使用されていました。
屋根材や外壁材、断熱材などにも利用され、特に1970年代〜1990年代頃のスレート屋根(コロニアル、カラーベストなど)にはアスベストが含まれている製品が多くあります。

今では健康被害の問題から製造・使用が禁止されていますが、当時建てられた住宅はまだ多く残っています。
アスベストが含まれていても大丈夫??と思われますが、屋根材に含まれているアスベストは、
「セメントと混ぜて固められた状態」で使われており、普段の生活では飛び散ることはありませんので問題ありません。
ただし、撤去や解体の際には、屋根材が割れたり削れたりすることで粉じんが発生する可能性があるため、専門業者が適切な方法で撤去・処分することがとても大切です。

■どんな屋根材にアスベストが含まれている??


代表的なアスベスト含有屋根材として知られているのが、以下のような製品です。

・初期の「コロニアル」「ニューコロニアル」などのスレート屋根材(昭和40年代〜平成初期)

・波型スレート板(工場・倉庫などの屋根材)

・一部の化粧スレート(1990年代初頭まで)

一般的な目安として、平成18年(2006年)以前に施工されたスレート屋根には、アスベストが含まれている可能性がありますが、
製造時期や型番によって異なるため正確な判断には分析調査(アスベスト含有調査)を行う必要があります。
屋根工事店では、屋根材の型番や製造年から推定できる場合もありますので、まずはご相談をおすすめします。

■アスベストを含む屋根をリフォームするときの注意点

アスベスト含有屋根材を撤去する場合は、法律で定められた手順と安全対策が必須です。

撤去作業では、以下のような対応が必要です。

・事前のアスベスト含有調査(分析試験または製品判定)

・都道府県への届け出

・飛散防止措置の実施(湿潤化・養生など)

西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフ アスベスト含有屋根材 湿潤化 西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフ アスベスト含有屋根材 湿潤化 特別管理産業廃棄物
「湿潤化」とは、アスベスト(石綿)含有屋根材を撤去・運搬する際に、水などで十分に濡らして粉じんの飛散を防ぐ作業です。
アスベストを乾いた状態で扱うと、目に見えない繊維が空気中に飛びやすくなるため、それを防ぐために常に濡らしておきます。
また、飛散防止のために基本的に屋根材の切断や割砕は禁止されており、原形のまま撤去します。


西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフ アスベスト含有屋根材の処理 防護具 湿潤化
作業には、防塵マスクや防護服を着用し、安全対策を行います。

・特別管理産業廃棄物としての適正処理(マニフェスト)

西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフ アスベスト含有屋根材 特別管理産業廃棄物

運搬の際にも飛散防止に気を付けなければなりません。
専用の袋に入れて、湿潤化し、特別管理産業廃棄物取り扱い処理業者へ引き渡します。



このように、作業中にアスベストが飛散しないよう、しっかりと養生や湿潤化処理を行い、作業後も専門の業者が特別管理産業廃棄物として適正に処分します。
アスベスト含有屋根材でも、正しい方法で扱えば安全に葺き替え工事やカバー工法といったリフォームをすることができます。
大切なのは、アスベストの知識を持った屋根工事業者に依頼することです。
工事業者の中には、必要な作業を省いて見積金額を安く提出する場合もあり、注意が必要です。

■ティーエムルーフでは、アスベストの有無にかかわらず、飛散や騒音など、お客様・近隣の皆さまへの配慮を第一に考えて施工を行っています

アスベスト含有屋根材は、法令に沿って正しく扱えばそれほど危険なものではありません。
築20年以上でご心配がある場合や屋根の状態にご不安がある場合、葺き替え・カバー工法をご検討の際は
お気軽に西東京市屋根工事専門店ティーエムルーフまでご相談ください。

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